この記事は、主に3年生向けのESAT-Jについて書かれています。1・2年生向けのESAT-Jは、採点基準が異なるので注意してください。
【ESAT-J】東京都 中学校英語スピーキングテスト|Y1・Y2のサンプル問題が公開!ESAT-J Y1 Y2(1・2年生向け)の解説は、上の記事からどうぞ。
ESAT-Jの試験で高得点を狙うにはどうすればいいでしょうか。
英語の力はもちろんですが、どのように評価されるのかということを知ることも必要です。
東京都教育委員会は、その採点基準を公表しています。
今回は、その基準を詳しく見て、高得点に活かせるようにしましょう。
ESAT-Jは、中学校の学習指導要領のなかでの、「話すこと」に焦点をあてたテストです。
考えを論理的にまとめ、最終的に話さなければいけません。
ですから、これまでのような英作文を書くような学習だけでは足りません。
いかに「話すため」に文をまとめるか、という力も問われています。
各パートの問題の内容について
ESAT-Jでは、出題される問題のパターンが決まっています。
まずはこれをよく知っておくことが大切です。
【ESAT-J】東京都 中学校英語スピーキングテスト|2024年度のサンプル問題が公開されました
大まかには、以下のようになります。
パートA……英文を読んで理解し、それを音読する。
準備時間30秒 / 解答時間30秒
聞いている人に意味や内容が伝わるように、正確な発音と適切な流ちょうさで音読する力が問われます。
パートB……イラストの状況を理解し、それを話して伝える。
準備時間10秒 / 解答時間15秒
自分から質問する、考えや意図を伝える、相手の行動を促す力が問われます。
パートC……4コマのイラストを見て、その状況を話して伝える。
準備時間30秒 / 解答時間40秒
話の流れを踏まえて相手に伝わるように説明する力 が問われます。
パートD……与えられたトピックについて、自分の意見を話す。
準備時間60秒 / 解答時間40秒
自分の意見とその意見をサポートする理由を述べる力が問われます。
ここからは、実際の評価の観点と採点基準を見ていきましょう。
これらを知ることで、高得点に結びつきやすくなります。
1,コミュニケーションの達成度
コミュニケーションをとるという目的の設問において、それが達成されているかをはかるものです。
2,言語使用
語彙や表現の使い方や幅広さに加え、内容の一貫性、論理構成をはかるものです。
3,音声
発音 、強勢、イントネーション、区切りなど、一般的な英語の発声をみるものです。
○パートAは3の音声を、
○パートBは1のコミュニケーションの達成度を、
○パートCとDはすべての観点から評価されている。
表にまとめてみると、以下のようになります。
パート | 形式 | コミュニケーションの達成度 | 言語使用 | 音声 |
---|---|---|---|---|
A | 音読 | ● | ||
B | 会話 | ● | ||
C | 状況説明 | ● | ● | ● |
D | プレゼンテーション | ● | ● | ● |
つまり、各パートごとに、同じ「話す」ということでも、やっている内容が変化しているということを意識しなければなりません。
さらに詳しく知りたい方は、東京都教育委員会のページをご覧ください!
ここまで見てきたように、全パートで、発音や強弱にかかわる観点が評価されています。
この力を鍛えるためには、どうすればよいでしょうか。
「文を組み立てて論理的に話すのはなんとなくできるけど、話すとなると……」
という人は、多いのではないでしょうか?
スピーキングの能力は、一朝一夕で獲得できるものではありません。
普段の学習から、意識して取り組むことが大切です。
普段からスピーキングの学習を取り入れてみたい! という人はぜひ下の記事を参考にしてみてください。
このように、積極的に高得点を狙うためには採点の基準を知ることが不可欠です。
文の論理的な構成や、イラストの状況理解だけでなく、それを話すための力も一緒に鍛えるようにしましょう。
特に発音やイントネーションは全パートに渡っての評価対象です。
普段から意識して取り組むようにしましょう
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